薬草園 温室の植物
教育研究を目的に1971年に付属薬草園が設置された.その構成要素の一つとして,75年には温室が開設されたが,施設の老朽化が著しいため2000年7月から改修工事が 行われ,同年10月13日に高層温室として生まれ変わった.
鉢の陳列スペースに加え,地植えスペース,水生植物スペースを完備している.また,天井の高さが4メートルと高層化したので,地植えスペースでは樹木の栽培も可能となっ ている.
本施設の設置目的としては,亜熱帯薬用植物資源の収集保存であり,アロエ類,ビンロ ウ,レイシ,熱帯性カンアオイ,デリス,クミスクチンなど,現在約250株(鉢を含む)を保存している.
今後は,ケイヒ類,コショウ科植物,ショウガ科植物,チョウジ,ギム ネマ等の収集を計画している.
場 所:岐阜市大字椿洞字東辻ヶ内935 澳门太阳城集团付属薬草園内
建築構造:鉄骨(亜鉛メッキ)造
アルミ枠総硝子貼り施工
はね上げ式天窓設置
電動式遮光カーテン設置(貼り?巻取り)
クールセル装置装備
(夏期直射日光による植物の焼付き防止装置)
温室(硝子部)
敷地面積 91.0平方メートル(旧施設:56.7平方メートル)
建物容積 465.0立方メートル(旧施設:128.0立方メートル)
天井高さ 最大約4メートル
機械室(ボイラー室)
既設施設利用 9.54平方メートル
暖房能力 63,000Kcal/hr
施 設:
複合環境装置(温室内の温度調節制御用)
1.温室内温度を感知し,温水の循環を制御
2.風速?雨量?温度を感知し,はね上げ式天窓の開閉操作
3.温室内温度を感知し,クールセル装置の運転制御
撒水装置
1.タイマーによる自動撒水 (8系統)